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「青」 一覧

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僕達は埠頭に腰を下ろす ver.demo

2015/02/14

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時間は砂のように流れていくのだった。
夜の港、誰もいない船にふたりでそぅっと忍び込んだ。
星屑がいくつも空を流れていて、
まるで僕達のように泣いているかのようだった。
燃えるような星たちを眺めながら、僕達は静かに瞼を閉じた。


☆2015春M3で頒布予定の新作アルバム、
「フエラムネの向こう側」よりピアノソロトラック。
本収録ではfullで、マスタリングが施されます。
今作のイラストは宵町めめさんにお願いしております。

更新履歴 ピアノ即興 アルバム視聴デモ

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静かな調べ ? ver. short demo -

2014/09/29

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時間は、積もる雪のようにあっという間に過ぎた。
寒さもあり、展望台下のカフェに急ぎ足で
入ることにしたのだった。ホットコーヒーが
運ばれてきて、砂糖を甘目にたくさん入れて
口にした頃、そこでは偶然音楽会が開かれていて。
若い楽団達が、バイオリンやビオラの演奏を
はじめたのだった。暖炉が暖かく、懐へと沈ませる。
贅沢な時間が過ぎる中、窓の向こうは吹雪になっていた。
吹雪のことも忘れてしまうぐらい、
ゆっくり、ゆっくりと、それは過ぎた。


☆2014年11月9日、北海道コミティア1にて頒布予定の、
製作中、新作アルバム「雪の鳴る街へ」より。

賑やかで寒い、外から入った一軒のカフェは
一気に体を暖かさが包み込み、
ひどく静かなものでもありました。

それは、この1シーンだけでなく
冬の日なんかには、寒いところから、
暖かい場所へ移動したときに感じる、温もりや
ほっと安心するような、
雪国ならではの一瞬のひとときなのです。
そんな地に住んでいる自分だからこそ、
表現できる「冬」のアルバムを現在製作中です。

更新履歴 アルバム視聴デモ

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夜の海に溶ける

2014/05/28

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体が海に溶けていくような感覚。
記憶も想いも、夜の闇に消える。
どこまでも続く黒のうねりに混ざって、沈んでいく。
記憶も、想いさえも、吸い込まれるように溶けていった。

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遠き日よ ver.2014 piano solo

2014/03/27

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「…――――――――」

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針 ver. short

2014/03/16

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叫べば遠く。体を縮ませるほど弱く。
気持ちがとどまらない感覚で、耐えた。
光が見えなくなり、風景も記憶も感情も音も
自分を刺していく。
なにもかもを消してしまいたい世界で、
沈むように声を殺して叫んだ。

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そこは淀みの世界

2014/02/06

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風の匂いをたどれば、そこは淀みの世界。
ゆらめく提灯たちの下では、さかなたちが泳ぎ。
思い出した記憶をそっと失くすように川へ流した。

くらやみ横丁さん川底幻燈二周年企画に、
二次創作として、原作本を読みながら製作しました。
美しい淀みの色が彷徨うような世界観の漫画作品です。
原作本はこちらから。Amazonで購入できます。

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genuine

2014/02/04

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「ほんとうのきもちを言える相手なんて、そうそういないよ」

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リノリウム

2014/01/18

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YOUTUBE版

冷たいリノリウムの床に、足音が反響する。
魔物の吐息のようなボイラー室の音が支配する地下。
深淵なる闇の彼方に碧い瞳が光っている。
瞳には敵意も好意も無い。
何の感情もなく、ただこちらを見ている。

 じっと、静かに「観測」している。
 水槽の魚を見るように。
 
 ああ、またこの夢だ。
 今夜もろくに眠ることが出来ない

くらやみ横丁様の川底幻燈という作品の
番外小説本「水槽は降下する」の紹介PV音楽を担当しました。
宵町めめさんによる、PV、とても素敵ですので、
是非YOUTUBE版でもお楽しみください。

冷たいリノリウムの床を思い描くように、製作しました。

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雷鳴

2013/11/18

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日が暮れた町は雷鳴に染まり。
音の荒れる世界で、低く轟いた。
風がうねり、夜が近くて。
どんよりとした空を窓辺から見上げた。

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夜の夢

2013/10/29

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ドアを閉めて。海を歩いた。湖のようでもあった。
いや、川のようでもあったかもしれない。
すすんでいけば、なにもなくて、
手を伸ばしたら消えそうで、
歩き疲れてその水を口にしては、苦しくなった。

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