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投稿者アーカイブ:Azell 」 一覧
2010/12/02
電車がやがて動き出す。
あぁ、今日も夕焼けが出ているな。
疲れた体が揺られる。
車窓から空を見上げると、
白い光が地上へ向かって降下していた。
雲には隠れ、白い光は消えたり現れたりして…。
電車がやがてブレーキを踏んで、
隣駅への到着の準備を始める。
疲れた体が揺られる。
あぁ、疲れてるみたいだな。
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2010/11/05
ここに残ったのは落ち葉でしたか?あの子の想いでしたか?
残ったものすべて風に吹かれて、
飛んで行けっ。
風は冷たいよ、掌は空白だから。
更新履歴 黄色
2010/11/05
席に座ると、前方の空いてる紫の席が視界に入った。
並んだ四角い模様。
外はすっかり暗くて、合わせた色合いは冬の夜色だった。
皆どうやら、
帰り道の模様。
更新履歴 過去作品
2010/11/01
子供たちが寝静まり返った頃、
大人たちは朝焼けの時間を過ごした。
子供の夢はやがて終わっていた、
「あなた、また見たいと思う?夢を」
コーヒーを片手に、僕らはまだ静かな窓の外を見つめた。
☆(株)クレオフーガ様主催、
クリスマスコンテスト
「インスト/バラード部門」にて、「優秀賞」受賞。
更新履歴 鶯
2010/09/29
(リマスタリング版)
帰宅時…15時35分発、普通列車に乗る。
優先席はガラリと空いていて、
学生や年配の雑踏された空気の車両に座ると、
四角い窓から照りつく太陽が眩しくて、
思わず目を閉じる。
鶯
2010/09/29
なんて波だろう。大波ではないか。
僕はその波にのまれてしまって、息が出来ないのです。
ここは地上の世界。涼しげで少し寒いぐらいの風が吹く。
僕はそこに足をそっと着地させた。
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2010/08/31
夜の空。薄く雲がかかっている。
目を閉じた。冷たい風が吹く。
廊下を軋ませながら、歩いていた。
それしかできなかったからだ。
※箱庭の硝子達より
更新履歴 ゲーム使用曲
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