青い空に逃げた日々
2025/07/27


時は流れて。雲も流れて。
思い出しては心が空っぽで。
白紙にしたノートに今日の日付を書いた。
埋まらない。ノートの続きも書けない。
ご飯だって作れない。
どうしようもない毎日。
机にはあらゆるものが転がっていた。
積み上げられていた。
そんな日々が続いていた。
離別が終わったときから
目を逸らして逸らし続けて
だんだんと思い出さないようにするのだ。
空っぽに、夢の中で笑って
一緒に過ごした。
流れる雲の速さは一層早く
歳を重ねるのだってもう近いのに
心だけがいつも置き去りで
未熟な私はまだここで留まっていたいと言う。
元気が出ないなら
このまま夏の日差しに溶けて
馴染んで。
眠ろう。