夜明けの心よ、前を向きなさい
2016/11/02
目の前に、かなしいゆらめきが
輝いていて、電車に揺られながら
車窓からその景色を眺めている。
なぜか私はいつの間にか
どこにもいない自分の世界へ
吸い込まれてしずんでいた、
なぜだ、手を伸ばしても
自分のことなど小さいものだ、
なぜだ、胸をぎゅっと掴んでも
こんな小さな狭いこころに
溢れるほどの光がこぼれた。
目の前に、かなしいあなたの姿が
ぼうっと立っていて
私はあなたに触れるのすら怖くて
それでも夜は明けて
なぜだ、こんなに、苦しくても
つらくても。どうしようもなくても。
あなたと一緒にいたい、だなんて。
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