As it is
2012/05/19


蒼白の光や、雨の海に溺れたい。
気持ちいい朝や、静かな夜もすべて終わって逝くだろう。
私は死ぬつもりもない、
だからと言って、生きるつもりもない。
ただただ、人が前を向いていく。
歌唱、コーラスアレンジ、ジャケット:リュンカ
マスタリング、MIX:高岡兼時
作曲、作詞、演奏:真島こころ
歌詞
空が浮かんでいる
雨が降ってきたりして
遠い彼方では
命が入れ替わったりして
lalala
悲しいことや
lalala
辛きことが
人を追い込むのなら
何故あるのかなぁ
消えて逝くのは
見えてるもので
見えないものは
気付かないでばかり
静かな夜も 気持ちいい朝も
すべてすべて すべて
終わって逝くのよ
君は知っているか
時は動いてるのだと
歩く理由なんてなくて
人が前を向くからだろう
lalala
転ぶことや
lalala
走ることが
駄目なことでなくて
"それ"は"それ"だけなんだよ
変わっていくのは
見えてるもので
見えないものは
置き去りにされてばかり
どんな形も どんな時間も
そっと そっと そっと
流れて逝くのよ
私は"生きる"というつもりもない
私は"死ぬ"というつもりもない
ただただ、ただただ
日が過ぎ 明けていくだけよ
一日、一日 歩くことが
きっと 大切なことだから
ここで 息をしながら
人と 出会っていく
空を見上げながら
呼吸 整えたりして
lalala
小さきことや
lalala
近きことが
ぼやけてしまうのは
私が もっと小さいから
考えることは
見えてるもので
見えないものは
忘れてしまってばかり
日々の中に そっと溶け込む、
小さな 小さな 小さな
光に触れたい
きっと きっと きっと
あなたにも ある


Regressio~回帰
2012/05/08

―それは、"書かれなかった"記憶。
砂に埋もれていた「音の箱」から始まった。
記憶に触れるお話。
作詞、歌唱、MIX、コーラスアレンジ:風のウィン 作曲、演奏:真島こころ
☆2011春M3頒布、windy・way主催、民族系音楽CD企画「Indagare*」の収録曲から。
ウィンちゃんのサイトのほうで、全曲、WEB公開もされております。こちらから。
歌詞
眼を開くとそこはもう朝の地平
白い…いや、緑が海のように
光さえ渦のように ソラへ吸い込まれていった
音の止まった 描いた物に似た
さっきまでの景色は
例えば絵本の最後の一ページ
私が遠く視界を凝らせば淡い影が振り向く
声の無い歌が静かに鳴りだした
亡骸に咲いた花 輝きの草原に揺れた
留(とど)めた命を押し流すように
今 時は訪れる
薄れゆく姿には満ち足りた心が零れた
朝日が全てを照らしきる前に
あなたは ありがとう と云った気がした
言葉を止めた音楽が語る彼の民の行く末が
記憶の中に色を帯びていった
打ち鳴らす弦の音(おと) 輝きの草原に鳴いた
留めた命を押し流すように
今 時は訪れる
透明の眼(め)の中にこの世界の容(かたち)が映る
過去が未来へと融けてゆくように
あなたも歴史へと帰るのでしょう