別
2024/06/12
幼い私 ずっとずっと
皆と一緒だって 思ってた
いつまでも 一緒だね
そう笑った
目の前には 安らかな微笑み
手を合わせて 受け止めれなかったよ
ねぇ、どうして
終わりはあるんだろう?
大人になって ずっとずっと
皆と別れること 怖かった
いつまでも 一緒にいたい
そう泣いた
目の前には 冷たい指先
熱い瞳 受け止めれなかったよ
ねぇ、どうして
行かないでよ
思い出すのは あなたと過ごした
田園畑 ひまわり畑
トラックに乗って
一緒に 出かけたよ
手を繋いで いつも呼んだ
やさしく笑うから
いつも呼んで笑った
受け止めれないこと
受け止めなくていいよ
受け止めれないなら
それでいい
苦しくても いいんだ
つらくても それでいいの
いつも別れはやってくる
だけれどその度あたたかさを知る
生(せい)のあたたかさを
じかに知る
🌟アルバム「クレマチスの日記帳」より
タオ~時は線路を越えて~
2011/10/30
時間を繋ぐ線路は、二つのセカイも繋いでいる。
奇妙な形をした列車が時の中を走り行く。
ある世界。
そこは都会でもないし、田舎でもないし、
ちょうど中間、というんだろうか、
団地があって、高さのないビル、商店街、工場、
そして人の少ないレンガの駅。カレーの美味しい喫茶店。
電線は絡み合うように町の中を走る。
ある世界。
そこは人が海に、町が沈んでしまった世界。
綺麗な海だ、生き延びたカラスが飛んでいる。
真っ赤な空が浮かぶ。
お花畑が森に囲まれていて、天使がいるようだ。
あれ、おかしいな。
ここでは生きてはいけないようだ。
描き下ろしや朗読などをまじえた
全14曲のピアノアルバム。
[曲目]
01. 通利夕(朗読)
02. ピンクグレープフルーツ
03. レント(朗読)
04. カレーの美味しい喫茶店
05. メヌエット(朗読)
06. 終わる教室
07. メリー(朗読)
08. 雨の隣のゴミ箱
09. 青い夕焼けの電車
10. 時の線路
11. 天使よ、安らかに吹かれ
12. 森の星空
13. 自由の鳥
14. 真夏の海
15. 光は眠っていく
16. 空の海
[スタッフ]
作曲・演奏・朗読(メヌエット役)/統括:真島こころ
イラスト:虎瀬くの
特設サイトデザイン:雛瀬シズキ
朗読(通利夕役):風原雷斗
朗読(レント役):遊句
朗読(メリー役):えみゅう。
[価格]
イベント価格:500円(頒布終了)
データ版価格:300円
[特設サイト]
タオ~時は線路を越えて~ 特設サイト