新作ミニデータアルバム「夏の日」をリリースしました。製作にあたって、綴っております。
2016/08/01
いつもありがとうございます。
本日、新作ミニアルバム「夏の日」を
リリースしました。
予告もなく、驚いた方も
いらっしゃったかもしれませんが
君の音。のアルバムはいつも3ヶ月は最低製作にかけ、
半年~1年もかけて作る場合が多いです。
今回なぜ短期間でアルバムを作ってみようと思ったかというと
気合を入れて、長期間の製作になりますと、
まず、予算もかかりますし、
作るものが、ある程度数を出せるような
売れることも前提に企画していかなくてはいけません。
今回200円という手ごろな値段にしたのも
このアルバムは必ずしも多くの方に
心響くアルバムかというと、
そうではなく、好きな方が気に入ってくれる
アルバムだと思ってます。
私はもっとこのように作品を多く
企画してコンセプトに沿いながら作りたいと思ってまして
もちろん、今後も大きな企画を立て、
長いスパンで、予算も取りながら
スタッフの方にお願いしたりして
そのようにもいつも通り作っていきます。
その上で、このように短いスパンで
大衆向けではない、作りたいものを
作りたいという思いのアルバムを
たくさん売れることをあまり重点に置かず、
今後、マイペースに作っていけたら
うれしいなと思ってます。
今まで実現できなかったコンセプトに挑戦したり
自分自身も楽しく自分らしく作りたい、そう思います。
(もちろん、M3などのイベント合わせには
これまで通り、もうちょっと大きな企画を立てて
作ろうと思ってます!そちらもよろしくお願いします。)
前置きが長くなりましたが、情報をです。
ミニアルバムについて
(特設サイトへ飛びます)
(試聴)
BOOTHにて、200円にて販売。
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私は夏が好きです。
もちろん、暑いのも湿気も、眠れなくて
好きではありませんし、つらいですが
だけれど、その"感覚"を表現するのが
とても好きです。
夏はいろんな感覚があって、
意識が朦朧とするような暑さ、湿気、
からからに喉が渇き、
日差しがじわりとぼやけるように蜃気楼が出ていて
汗びっしょりにして、
この文字を並べるだけでは
すべてつらいことのように思いますが
私はそれが愛しくて、つらいけど
好きだなって思います。
夏を感じて、このアルバムを
自分も聴きながらお部屋で過ごそうと思ってます。
居心地が悪いのが、つらいのが、
苦しいのが、気持ちがよくないのが
それだけで遠ざかるかもしれません、
嫌かもしれません、
でも何故だか、そういう感覚が
うつくしくて綺麗で心地悪いのに
楽しくて心地よくて幸せで
そういう気持ちも、
短期間の製作ですが、とても強く込めています。
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私は、作品を作るようになって月日が大分経ちますが
続けることで、制限されることもありますし
それはお仕事もしている身として
当然のことだと思っております。
だけれど、その中で失くしていくもの、
薄れていくものが、あります。
ウケることを考えたり、
評価してもらいたいことを考えたり、
この作品を作ったらたくさん売れたらいい…
そのためにはしっかりしっかりやらなきゃ…
みんなそうなのかもしれません。
そしてそれも大切なことだとも思ってます。
同時に、私はこれから、初心に戻った
活動も行っていきたいです。
それでも戻れない面ももちろんたくさんありますが、
まず、純粋に好きな作品を楽しく、
そして自分がよいなって、自分が好きだと思える
そんな作品を今後作っていきます。
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よかったら、ほんの少しの方が
お買い上げいただけたら、それは物凄くうれしいです。
うれしくて、元気が出ます。
買ってください、とは強くアピールしませんが、
もしよかったら、ぜひ。