APOLLO第五回にて、初リリース予定。新作「ナナカマドを唄いながら-ピアノ曲集-」特設本サイトを公開しました。
2016/11/11
2016年11月18日~20日に開催
ネット音楽マーケットイベント
「APOLLO」第五回にてリリース予定の
新作アルバム「ナナカマドを唄いながら-ピアノ曲集-」
特設サイトをOPENしました。
「“思い出せば遠く、忘れたいほど近く…――――”」
ナナカマドに少しだけ雪が積もり始め
時々、雪は溶けて枯葉が舞った。
ぶるっと震えるその風は冬を告げた。
秋が終わり、空気は凛と張り詰めて
かすかに膨張した淡い空気が世界を包んだ。
思い出せば遠く、忘れたいほど近く
記憶は巡るたびにかえってくるようで
そんな思いも空っ風に吹かれて
一緒に季節はまた新たな景色へと
塗り変わっていく。
私がこのアルバムを企画したのは、
10月の中旬頃で、ジャケのイラストを
ツイッター上で募集したのが始まりでした。
当初の予定では、旧作「夏の日」に続く
データアルバムのシリーズの一環として
作る予定でしたが
北海道は寒くなるのも雪が降るのも早く
「秋の日」とタイトルをつけるには
大分厳しいものがありました。
そこで、秋と冬をつなぐアルバムが出来たらと
その際ご応募頂いた、斉藤夏希さんに
イラストをお願いする事になりました。
あのとき、沢山のご応募がありまして
その節は本当にありがとうございました^^
薄謝ではありましたが、こんな風に
知人を始め、フォロー外からも
応募いただけたことを感謝しております。
また、当初の予定と企画の規模が変わり、
少し規模の大きい企画となりまして、
作品価格もアップしておりますので
応募時のお礼の金額より報酬金額を
気持ち上げさせて頂いております。
本題に入りますが、
こちらのアルバムは、秋と冬を繋ぐもので
秋から冬へかけてピアノ曲が流れる仕様になってます。
その風景の移り変わりにも、
是非音楽をきいて注目頂けたら幸いです。
哀愁漂うノスタルジーな旋律に、
記憶を乗り越えていく、力強さが込められた
時に激しく、時にやさしいアルバムとなっております。
今回、どちらかというと、アルバム的な
特別感をほどこしたというよりは
サイト君の音。での展示曲の延長上のテイストになってまして
言葉は添えてないものの、
昔作った「枯葉のこと」や
「秋の風に揺られて」のような秋の揺らぎのある
曲集となっております。
今回、先ほどもお伝えしましたとおり、
斉藤夏希さんに、イラストをお願いしました。
キャンパスに描かれてる
そのあたたかみと味わい、深みは
アナログだからこそ成せる業で
色遣いが本当に沢山の色を使われてるのに
こう、落ち着きまとまりがあって
ラフの段階より、楽曲もお渡させて頂き、
いつも自分の楽曲を聞いてくださってるということで
夏希さんは自分の曲のイメージも込めて
描いてくださったそうです。
イラストは、手前が秋で、
そして枯葉の通り路の向こうが、
冬への空へと、そのような構図になってまして
今回タイトルともなっている、
北海道と東北地方に生息する「ナナカマド」の木を
特に意識して描いてもらいました。
数年前の小短編「ゆきのおはなし」の
あの写真もこのナナカマドの木の実でして
北海道の方は、街路樹が
ナナカマドということが多く
至るところに、このイラストのような感じで
枯葉とともに赤い実がついてるのです。
今回は特設サイトを
なんとか自力で施しました。
そしてマスタリングも今回、自分ひとりで
施してみました。
なるべく、自分の力でも出来ないかと
日々音の研究や、デザインの勉強をしてました。
今回音の施しやデザインについても
注目頂けると幸いです。お恥ずかしいですが…!
音量はあえてピアノですから音圧は高く
かけておりませんが、
聴いたとき、このアルバムのテーマと合うように
そして何度も聴く事の出来るような音触りで
施してみてます。
いつもはその道をゆく方にお願いしてきましたが
これは私の始まりの第一歩でもあります。
拙い部分もあるかもしれません、
その一歩、是非ご試聴頂けると幸いです。
スケジュールですが、
APOLLOのプレビューウィークでの関係で
本日の特設公開より二日後の日曜の夜に
クロスフェードデモを公開する予定でいます。
そして同時に先行リリースも行います。
また、こちらパッケージ化はないの?と
思われるかもしれませんが、
イベントの際はパッケージ化も考えておりまして
「少女の海から」のときのように
同じ価格でパッケージを出す予定でいます。
まだイベントに出る予定はしばらくありませんので
来年雪が溶けたらになるかと思いますので、
よろしくお願いいたします。
それでは、日曜の先行リリースをお楽しみに。