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新しい曲
その日、森に行くとイイデショウ
2024/10/09
占い師の女は指を差した。
早く行かないと奪われちゃうよ、と。
私はその森へと進んでいく。
やがて沢山の人が笑顔で立っていた。
笑顔の人たちに招かれた私は
まるで魅了されながら森の奥へと進んでいく。
探し物はなんだったかもう覚えてはいない。
占い師の女はくすくすと不気味に笑って
林檎を齧った。
赤 更新履歴 ピアノ即興
あの空を思い出していた
2024/09/03
太陽が秋空に揺れる。鮮やかな空は
あの頃の音を蘇らせた。
まだたどたどしい指先の旋律。
だけれど、無我夢中で音を必死で探していた。
それは刃のようでもあり危うさでもあり
未熟さでもあった。
あの日の音に耳を傾けて
あんなふうに伸び伸びと、誰のことも気にせず
弾いてた頃が今は懐かしい。
思い出すのはあの時の熱。
更新履歴 ピアノ即興 紫
立秋に寄せて
2024/08/06
秋の空が夕暮れの風とともに
やってきた。どんなに暑い夏が来ても、
君はやっぱりやってくるのだとほっとするのだった。
何故だろう、高ぶる気持ち。
それは、秋が呼んでいるからでしょう。
やがて両手を広げて大空を掻いた。
この気持ちに名前をつけるとしたら
なんて言葉にあらわせばいいのだろう。
🌟レコーダーを新調しましたので
ご依頼などこれ以降はこの音質でお届けになります。
更新履歴 ピアノ即興 黄色
夏、忘れてしまったことを拾いに - I won‘t forget you -
2024/08/06
とある夏の記憶を思い出す。
君と出会った、あの日の記憶。
もう忘れたりはしないんだ。
🌟レコーダーを新調しましたので
ポケットサウンド様に寄稿した
こちらの話題曲をアレンジして
当方のサイトでも展示することにしました。
こちらの楽曲が挿入された
「アクアリウムは踊らない」ドラマCDの
宣伝TVCMが8/11から毎週流れるので
ぜひリスナー様方もチェックしてみてください。
ピアノ即興 紫 更新履歴
才は降らない
2024/08/04
ここには始めから欠片もない、
貴方はそう笑って夜のこと、部屋で横たわっていた。
求めれば求めるほど苦しくて
それなら最初からあきらめよう、って
貴方は微笑みながら泣きました。
更新履歴 ピアノ即興 水色
水へ消える
2024/07/09
裸足で水面に片足、そしてもう片方の足をつけてみた。
歩いていけば歩いていくほど
深くなっていく。
ぬるま湯みたいに身体中が水の中へ
危うさとともに安心感を覚えた。
もっと先へ。もっと先へいこう。
彼女は言った。危うさと安堵は紙一重なんだって。
深くなっていく、身体も心も溺れてしまおう。
更新履歴 ピアノ即興 mono
別
2024/06/12
幼い私 ずっとずっと
皆と一緒だって 思ってた
いつまでも 一緒だね
そう笑った
目の前には 安らかな微笑み
手を合わせて 受け止めれなかったよ
ねぇ、どうして
終わりはあるんだろう?
大人になって ずっとずっと
皆と別れること 怖かった
いつまでも 一緒にいたい
そう泣いた
目の前には 冷たい指先
熱い瞳 受け止めれなかったよ
ねぇ、どうして
行かないでよ
思い出すのは あなたと過ごした
田園畑 ひまわり畑
トラックに乗って
一緒に 出かけたよ
手を繋いで いつも呼んだ
やさしく笑うから
いつも呼んで笑った
受け止めれないこと
受け止めなくていいよ
受け止めれないなら
それでいい
苦しくても いいんだ
つらくても それでいいの
いつも別れはやってくる
だけれどその度あたたかさを知る
生(せい)のあたたかさを
じかに知る
🌟アルバム「クレマチスの日記帳」より
更新履歴 弾き語り アルバム視聴デモ
約束の空
2024/06/07
果てしない空のことを想った。
ここにいること。
確かめたんだ。
更新履歴 ピアノ即興 鶯
パラソル・トーキョー
2024/05/14
パラソルが揺れていた。
それは五月のこと。
忘れてたものを拾いに来た。
足跡がいくつも転がっていて
変わっていたものもあった。
そして変わらないものもあった。
やがて雨が降り始めた。
確かなあの日の記憶を、思い出していた。
新幹線のベルが轟く。
交錯する人達の喧騒がベルの音に混じった。
ここにいたから今私はこうして
笑っていられるのだろう。
そう言って、新幹線へ飛び乗った。
窓の向こうで君はおぼろげに笑っていた。
行かなくちゃ。
更新履歴 ピアノ即興 紫
熱情の瞳
2024/04/30
絶望の雷は幾度もなく落ちてきた。
大ぶりの雨が叩きつける。
言い訳は何度だってしただろう。
叫んで泣いて怒って
その一瞬の日を幾度も憎んだ。
それは、呪いでもあった。
投げだしたら何も残らないから。
体や心が削れ果てても
どんなに絶望しても
気が付いたら手や足は動き始めていた。
これしかないんだって苦笑いした。
だって全てこれしかなかったから。
まるで呪いだ。
やめたくても、やめたくても
やめられない。
投げ出すことは簡単なはずなのに
それが出来ない。
どうしてかすがるように
しがみついて
気が付いたらまた私はここにいたんだ。
だってそうでしょう、
そのために、今まで生きてきたのだから。
動け。手を休めないで
足を動かし、言い訳なんてしないで
動き続けろ。
動き続けろ。
更新履歴 ピアノ即興 色カテゴリ 赤
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